ベルルッティのノートブックです。マダムオルガ期の初期に少数限定で販売された製品で、雑誌LEONの元編集長、岸田一郎さんの持ってて良かったアイテム100選にも抜擢されているベルルッティの名品中の名品です。既に廃版となって久しく、最近では滅多に目にすることが出来なくなりました。 一目でわかる裏地のモクモクした紋様はベルルッティが誇る最高級ヴェネチアレザーが使われている証であり、マダムオルガ期初期のごく一部製品にのみ見られる特徴です。以降、このTop of Topsの最高級ヴェネチアレザーは入手不可能となり、ベルルッティの製品から急激に姿を消すことになります。 本品の一部には裏地が白地のものやモクモクのない無地の亜種が認められますが、言うまでもなくそれらは本品よりヴェネチアレザーが限定的に使われているノートカバーであり、見映えも悪く本品ほど珍重されるものではありません。 サイズ·：縦 約230mm × 横 約190mm (開いた場合は横 約380mm) 本ノートカバーにフィットするノートのサイズはA5変形、すなわち縦 約220mm × 横 約190mmとなります。日本では殆ど見掛けないサイズですがスペインやフランスではよく使われているサイズです。 フランスのクレールフォンテーヌからこのサイズのノートが販売されていますので銀座の伊東屋などで取り寄せが可能ですが、一般的な大学ノートB5の縦を30mmほど切ればぴったりのサイズで利用することが可能です。 ベルルッティの製品ラインナップには本品より大きいA4サイズもありますが、正直ビジネスにはやや大き過ぎることに加え、ブカブカとノートの収まりが悪いので、携帯しやすく使いやすいこちらのサイズが間違いなく便利です。 最近、後入れのゴールデンパティーヌ等がネットオークションやフリマに氾濫していますが、本品は間違いなく20年以上前の新品時に施されたパティーヌです。かなり前に染料が変更されていますが、近年のゴールドやシルバーのパティーヌよりも粉っぽく落ちやすいのがオルガ期のパティーヌの特徴です。 当然ですが国内外のベルルッティ工房で、ゴールデン&シルバーパティーヌとして永続的にメンテナンスが可能です。 付属品は新品に付属していた純正ノートと純正保存袋となります。おまけにカット済の大学ノート3冊も差し上げます。